たまねぎ 機械化作業体系

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たまねぎの機械化体系で、面積拡大してみませんか?

たまねぎは、重量野菜でこれまで手作業に頼る部分が多くありましたが、近年は大型鉄製コンテナ(以下、鉄コン)に対応した機械化一貫体系の確立により、県内でも家族労働力中心で大規模面積を栽培する農家も出てきています。機械化をすることで、①作業時間の短縮、②作業負担の軽減、③作業人員の削減といった多くのメリットがあります。

 

①作業時間の短縮

時間あたりの処理面積が増えるため、作業時間が削減され、余った労働時間を活用して、規模拡大が可能です。
詳しくは機械化作業体系整理表(PDF)を参照ください。

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②作業負担の軽減

かがみ込んでの根葉切り作業や、20kgコンテナの持上げ等から解放されることで、農家及び作業従事者の作業負担の軽減が図られ、働きやすい環境づくりにつながります。

 

③作業人員の削減

根葉切り等の調整作業をJA等の共同集荷選果施設を活用することで、労働力不足の解消が期待されます。一方で、効率的に鉄コン一貫体系を運用する場合、ピッカー(収穫機)2名、運搬車2台(2名)に加え、フォークリフト、トラックの作業人員が必要となりますので、機械を操縦できる人員の確保は必要です。

 

最後に、機械の導入にあたっては、機械代も高額になっていますので、補助事業の活用や共同利用も視野に入れ、計画的に設備投資をしていただくようお願いします。
また、作型や品種によっては表皮が薄いため、機械化することで品質が低下する場合もありますので、作付計画の検討も併せてお願いします。